新卒でうつ病になって3日で退職

新卒でうつ病になって3日で退職したあせんと(社会不適合者)の雑記ブログです

『心』という機能は繁殖上・生存上不可欠だった

どうも。

あせんとです。

 

結構前に『進化心理学』という学問に傾倒しておりました。

 

 

 

進化心理学とは何か、どんな学問なのかというと、僕の解釈をかいつまんで言えば、”繁殖上・生存上で有利になるから人間には感情や思考などの心という機能が発達した”とする学問で、そのことについて研究しています。

 

繁殖上・生存上とはどういう意味か。

 

たとえば、人間には「怒り」という感情がありますね。

 

自分の採ってきた食料を他の人に横取りされると、普通の人は怒ると思います。

「私が食べようと思ってたのに、なんでそれを横取りするんだ!」と。

 

この時、人間は「怒り」という感情をもって相手を威嚇します。

すると、相手はその「怒り」に対しておびえたり、委縮したりしてその場から逃れようとします。

 

その際に食料を取り返すことができれば、自分はそれを食べることができます。

そうしてお腹を満たすことができれば、今日一日生きながらえることができます。

 

これが「生存上に有利な心の機能」としての「怒り」です。

 

他にも、たとえばクジャクのオスは実に美しい羽根を持っています。

メスはこのオスの持つ羽に性的に興奮し、性行動を喚起させます。

 

競争者よりも美しい羽根を持っていれば、異性のメンバーが自分に接近してくる可能性が高まります。

つまり、異性のメンバーにとって魅力的な特徴を持つことは、繁殖上の利点につながるのです。

 

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このことを「適応可能性を高める」といいます。

 

ヒトという種でも、男性は経済的な魅力を持っている人の方が女性にモテやすくなり、女性は身体的な魅力、いわゆるボンキュッボンの方が男性にモテやすくなるという心理学的傾向があります。

 

これは、経済的資質があれば女性は性交渉後の生活を担保できるから、という繁殖上の理由があるのと、男性は身体的魅力が高い女性ほど健康な子供を産んでくれそうだからという繁殖上の理由とがあります。

 

このように進化心理学は、人間の行動・心理を「繁殖・生存」という観点からとらえるのです。

 

僕が学生の時に抱いた「なぜヒトには心という機能が備わったのか?」という疑問を、進化心理学は「繁殖と生存」という観点からとらえました。

これは「心」を探求しようとする、いち学習者としての僕にとって、とても刺激的な内容でした。

 

もちろん、これで全て「心」というものを説明できるかといえばそうではありません。

あくまで、「繁殖・生存」に関しての心なのです。

 

入門書としては、『生きづらさはどこから来るか―進化心理学で考える (ちくまプリマー新書)』が優れていると思います。

 

進化心理学の勉強が進んでいる方には、東京大学の教養課程で使われている教科書、『進化と人間行動(東京大学出版会)』がとても興味深い内容となっていると思います。

 

 

 なぜ人の心は複雑化し、進化したのか?

 

少しでも興味を持たれた方には是非ともお勧めしたい書籍となっています。

 

それでは。