新卒でうつ病になって3日で退職

新卒でうつ病になって3日で退職したあせんと(社会不適合者)の雑記ブログです

【書籍】「ロボットの脅威 人の仕事がなくなる日」を読んでみたよ

どうも。

あせんとです。

 

近年、「AIに仕事が奪われる!」とか「ロボットのせいで仕事がなくなっている!」とかいう文言が世間に飛び交っていますね。

 

アメリカの大卒者の半分が、現在の職がどんなものにしろ、現実に大学の学位を必要とする職には就けていない。

 

大卒者全体のほぼ20パーセントが、現在の職務からすればそれに見合わない過剰な教育を受けており、新卒者の平均所得は10年以上にわたって減少し続けている。

 

ヨーロッパでは多くの国が、ほとんど無料かそれに近い条件で大学教育を受けられるため、大卒者のほぼ30パーセントが資格過剰の職に就いている。

 

カナダではその割合は28パーセントであり、中国ではなんと43パーセントの職が資格過剰の状態だ。 

 

・・・(中略)

 

近年の大卒者の就職難は実に厳しく、今の大学生のほとんどが、学位を持った人間でもコーヒーショップに勤めるのが当たり前だと感じているようだ。

 

(「ロボットの脅威 人間の仕事がなくなる日」 著:マーティン・フォード 訳:松本剛史 日本経済新聞出版社

 

こうした教育の供給と仕事としての需要のミスマッチが起きているのは、日本以外の国々でも同様の現象のようです。

 

悲観論的な話ではなく、事実として、人間が従事できる仕事の量は減っていく傾向にあるというのが現実なのでしょうね。

 

僕としてはそれは決して悪いことではなくて、ロボットに任せられる仕事はロボットに任せた方がいいのではないかと思っています。

 

たとえばですけど、輸入ワインの梱包の仕事とか、ロボットに任せられるならそうした方が良いと思うんです。

 

毎日毎日同じ作業の繰り返しで、特に何かスキルが上がるわけでもなく、人と切にかかわるわけでもない。

 

上がるのは梱包スピードだけであって、それは決して有用なスキルとは言えない。

 

頭使わずにできるというのが単純作業の利点でもあるわけですが、それならヒューマンエラーの発生しないロボット、機械に仕事を任せた方が仕事の効率はよっぽど上がると思うんです。

 

 

人間がする仕事の中で、「好き」が仕事にならない類のものはこれからどんどん厳しくなっていくと思います。

 

好きじゃなきゃ、まず競争相手より一歩秀でること自体がとてつもなくハードル高くなりますからね。

 

「その人じゃなきゃできない仕事」とかって、社会にとって有用だし、とても価値のあるものだと思います。

 

万人がそうした種類の人間になれるのは夢物語だと思う方もいるかもしれませんが、「じゃあ、あなたの仕事、明日からロボットに任せるからよろしくね」とか言われたら、もうその人の仕事の価値はロボット以下ということになってしまうんです。

 

それって人間が生きる意味というものの再考につながるし、果ては万人に「私の存在意義は」という哲学が勃興するファクターになりえるものだと思うんです。

 

自分の頭で考えることは一定の労力を要することですが、慣れればなんてことはありません。

むしろ、自分で自己決定権を持つようになれるというのは、心理学でいう「自己効力感」につながる事案でもあると思います。

 

ロボットが労働市場に参入してくることで、人は「生きる意味」というのを自分で見出す必然性に駆られるわけですが、それを悲観的に考える必要はありません。

 

人がよりよく生きるためには自分だけの哲学が必要なんです。

 

昔みたいに「仕事(労働)さえやっていれば~」なんていう時代はもう終わりに近づいているように思います。

 

社会が豊かになって、あらゆる選択肢の中から自分だけの生き方を模索できるようになったというのは、人間が精神的に一段、階段を上ったというなによりの証左であるように思います。

 

 

日本ではまだ「仕事してなきゃ一人前でない」といったような時代錯誤的な言葉が流布しています。

しかし、それでは人間の生きる意味は仕事だけにあるのか? 労働をすることだけが一人前の条件なのか?

 

僕はそうではないと思います。

生きるために必要だった「お金を稼ぐ」「仕事をする」という時代から、「仕事は最大の自己表現である」という時代にシフトチェンジしているのではないかと思います。

 

そこには金銭的なやりとりは発生しないかもしれません。

例えば、pixivに漫画やイラスト、小説を挙げている人たちは「お金のために」そうしているでしょうか?

 

「やりたいからやる」。

ただそれだけを原動力にして、自分の作品をアップしているのではないでしょうか?

 

 もちろん、そこでお金が発生すれば自分の肥やしにもなるでしょう。モチベーションにもなるでしょう。

ただ、そこで発生する金銭的なやり取りに目がくらんで、自分の仕事を楽しめなくなったら、その人が仕事をする意味は「金がもらえるから」に変わってしまいます。

 

それでその人は仕事が楽しめるでしょうか?

死ぬ直前になって、お金のために働いていた人間が「あぁ、私の人生は有意義だった」と思えるでしょうか?

 

お金は大事です。

でも、自分のやりたいことをやる、というのはそれよりももっと大事なことです。

 

2ch開設者である西村ひろゆきさんは、これからの時代に備えて「スキルを付けろ」を言いました。

なんのスキルもない人間は労働市場で淘汰されていくと。

単純労働に従事している人はロボットに仕事を奪われていくとも。

 

ならば、僕たちがやるべきことは一つです。

少ししかお金にならなくとも、自分の好きなことをしていくべきです。

それがその人にとっての「スキル」になります。

 

僕も何か人に自慢できるほどのスキルを持った人間とは言い難い存在ですが、それでも、自分に何かできることはないかと日々模索し、行動しています。

 

何でもいいと思います。

 

人と話すことが好き。

物を作るのが好き。

スポーツをするのが好き。

 

今の時代、自分から発信していけば、どこかで誰かの目に止まって、それが仕事になるかもしれません。

一昔前、インターネットが普及する以前ではそれはとても難しいことでした。

 

今はpixivでも、BACEでも、クラウドワークスでも、いろいろな形で自分のスキルを発信できる機会が多くなっています。

 

今すぐにでも始められます。

必要なのは、前に踏み出す一歩だけです。

 

 

 

 

・・・とかえっらそーなこと言ってるけど僕、なんのスキルも持たない一般ピーポーですからね!

身の程をわきまえろよって話ですよね! すみません!

 

でも、みんなが好きなことで生活していける世界っていいよなとかも思うわけなんですよね。

楽しいことばっかりじゃないんだろうけど、嫌々続けてうつ病になりました! 人生終了! とかよりはずっといい世界だろうなと思うんです。

 

そういう世界、早く来るといいな。

 

それでは。